流されたらほぼ助からない?遠州灘で地元民が気をつけていること
こんにちは、浜松在住ライターのしまけんです。
サーフィンや釣りで有名な遠州灘。太平洋に面する静岡県御前崎から愛知県伊良湖岬まで110キロあります。
日本最大の砂浜地帯でもあり、中田島砂丘は有名な観光スポットですよね。
最近は、NHKのとと姉ちゃんの舞台となり、名前を聞いたことがある人もいるかもしれません。綺麗な海と心地よい風。夏になったら泳ぎたくなります。
しかし、遠州灘で泳ぐ地元民は1人もいません。だって、遊泳禁止ですから!
流れが早く、流されたらほぼ陸に戻れないことを、地元民は知っています。
その事を知らない外国人や観光客が、毎年流されニュースになります。
「またかよ〜。波見りゃ入ったらヤバいってわかるよねー」と思ってしまいますが、海に慣れていない人からするとそうでもないようです。
遠州灘を楽しむためにも、地元民が気をつけている3つの注意点を紹介します。
遠州灘で地元民が気をつけていること
1.波が高い
穏やかに見えますが、そんな時こそ注意が必要。遠州灘は、波が高いことで知られています。普通に、2〜3mの波がきます。ひょえ〜。
「数回に一回は大きな波が来る。遠くの波の動きを見てなさい」と、私は教えられました。
波は沖から徐々にやってくるので、遠くを常に注意しておく必要があります。
遠くの波を見ていて、目の前の波を見忘れるということはあってはなりませんが。
2.突然深くなる
波は、風によって生まれますが、波の動きによって砂が隆起し、海中に段差ができます。そのため、水で見えにくいですが、突然水深が深くなります。
いきなりズボッと頭の先まで入ってしまうこともあるので、怖いですよー。
それを知らずに海に入っていくと、足場を失い海に引き込まれてしまうことがあります。
釣りをしてる人は海に浸かりながらルアーを投げていますが、どこまで行ったら危険かわかっています。一緒に魚を捕まえに海に入るのは、やめておきましょう。
3.離岸流が強烈
波は、沖から岸可に向かって流れてきますが、海の中では別の流れがあります。
一番気をつけないといけないのが、離岸流。
離岸流とは、川のようになって沖へ戻る流れ -海洋保安庁-
下の図を見て下さい。 沖へ向かって流れているのが離岸流です。
この流れに乗ってしまうと、波に飲み込まれ一瞬で沖へ流されてしまいます。一定の間隔であり、流されたら助かる方法はほぼありません。
もし流された場合は、波の流れに逆らってはいけません。
そのまま流されるか、横へ泳いで離岸流から外れるかです。ただ、波もあるため、泳ぎが得意な人であっても至難の業でしょう。
離岸流に入らないためにも、遠州灘ではなるべく海に近づかないことが身を守る方法です。
美しい絶景が広がる
海や山は、軽い気持ちで行くと、痛い目にあうことがあります。
しかし、遠州灘は美しい。空気もきれいで、心が浄化されるよう。
浜松で、遠州灘を観光するなら中田島砂丘がいいですよ。大きな砂丘もあるし、ウミガメもいるし。写真を撮りたい人は、夕焼けの時間帯がおすすめ。
以上、遠州灘で地元民が気をつけていることでした!
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